【Extensive Reading1】After Twenty Years【和訳】
学校で習う表現と違う場合がありますので参考程度に見てください。
アメリカの小説家オー・ヘンリー(1862-1910)の短編小説です。これは20年前の約束を果たしに西部からニューヨークへ出てきた男の物語です。
本文の和訳
p98
ニューヨーク市である寒い夜に、警察官が暗い通りを歩いていました。
彼はある店のドアの近くにいる男を見て、彼に近づきました。
「だいじょうぶですよ、おまわりさん。」とその男は言いました。
「私はただ友だちを待っているだけです。20年前に、私たちは今夜ここで再開する約束をしたのです。」
それからその男はタバコを吸うためにマッチをすりました。
その明かりが彼の頭を照らしました。
彼は話し続けました。
「私たちはここでさようならを言ったのです。 私は財産を築くために西部に出発しました。
私は18歳でした。」
「とても興味深いですね!」とその警察官は言いました。
「あなたの友だちが無事にやってくるといいですね。」
そして彼は去っていきました。
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p99
およそ20分後に、背の高い男が通りの反対側からやってきました。
彼の顔は暗闇の中ではっきりしませんでした。
「きみかい、ボブ?」とその背の高い男はたずねました。
「きみかい、ジミー?」とドアのそばにいた男は叫びました。
男はそれぞれ相手の男の手をとりました。
「ジミー、きみはすっかり変わってしまったね」
「ああ、20歳すぎてから少し成長したのさ。」とその背の高い男は言いました。
「きみはニューヨークでうまくやっているのかい、ジミー?」
「ああ。ぼくは市に勤めているんだ。
ぼくがよく知っている場所に行って、昔のことについての話をしよう。」
2人の男たちは暗い通りを歩き始めました。
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p100
「君は西部で成功したのかい、ボブ。」とその背の高い男はたずねました。
「うん、成功したよ!」とボブは答えました。
そして彼は、西部での生活について話始めました。
通りの角にドラッグストアがありました。
店の明かりはついていました。
2人の男が店の近くにやってきたとき、彼らは立ち止まって、お互いの顔を見ました。
「君はジミーではない!」とボブは言いました。
「20年は長い時間だけど、人間の顔をそこまで変えることはできない。」
「それは時としてよい人間を悪い人間に変えますけどね。」とその背の高い男は言いました。
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p101
「あなたはシカゴ警察によって指名手配されています。
ボブ、あなたは10分前から逮捕されているんですよ。
さて、私たちが行く前に、ここに私があなたに渡すよう頼まれた短い手紙があります。
それはジミーからですよ。」と、背の高い男は言いました。
ボブがその短い手紙を読み終えたとき、彼の手が少し震えました。
ボブへ
ぼくはぼくたちが決めた場所に時間通りに行きました。
ぼくはそこで君を見つけてうれしく思いました。
しかし、君がたばこを吸うためにマッチをすったとき、シカゴで指名手配されている男の顔を見ました。
とにかくぼくは自分で逮捕できなかったので、君を連行するためにべつの警察官を行かせました。
ジミーより
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